ベスパPXのセルが回らない原因の一例

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ベスパPX200Eのセルモーター始動しない原因究明・修理を行いました。

セルが回らない場合はまず、バッテリー上がりが第一の原因だったりします。

バッテリーが弱っていたり寿命だったり。ベスパPXなどは、比較的短命なイメージ。

レギュレーターの問題か?

バッテリーが弱い・ダメだけの理由でしたら簡単なのですが、新しくしてもセルが回らない場合もあるので、バッテリーを新品にすれば治る的な早期診断は危険。ハマる場合あり。

セルモーター自体がダメな場合もある。飛び出さないなど。他にスターターリレー不良・クラッチレバーのスイッチや、下の写真のリレーユニット不良など。

バッテリーが上がったままセル始動を使わない期間が長いと、いつの間にか固着・導通不良になっている場合もあり。

以前PX200FL1で、セルモーターが回りっぱなしになるという症状もありました。だいぶ年数のたったバッテリーを充電器にかけて延命していた、中途半端なバッテリーの状態の時。

スターターリレーの接点が焼けてくっついたままになってしまい、セルボタンを押してなくてもずっとセル回りっぱなし。キーをON・OFFしても変わらなければ、プラグキャップを外してしまうか、バッテリーのマイナスを外してエンジンを止める。この時は、バッテリー新品+スターターリレー新品にして復活。リレーをコンコン叩けば一時的に直る事もあるかもしれない。スターターリレーは、バッテリーの横の方に付いている。

本題のセルが回らない場合の原因究明の一例

バッテリーの状態をチェックする

バッテリーの状態をチェックします。交換してからどれくらいか?補充電で復活するか?など。テスター上12V以上あっても(充電で一時的に復活しても)寿命な場合はセルスターター回りませんので、見た目だけでは判断がムズカシイ。同じような容量の元気なバッテリーや新品があれば、そちらをつないでみるのが早い。

直結でセルモーターが回るか確認する

元気なバッテリーをセルに一瞬直結してみて、反応を見る。

反応しなければセルモーター不良。分解・点検。

強力な飛び出すモーターです。もし、外した状態で直結を試みる場合は、大変危険ですので注意してください。

クラッチ側のスイッチがON/OFFしているか確認する

クラッチのスイッチが握る・離すで、ON・OFF(導通ある・なし)すれば正常。

バッテリーが元気で、セルも(直結で)反応する・クラッチスイッチ正常である場合は、最初の写真のユニット不良の可能性が高い。ハーネス配線が途中で断線している場合を除く。

ノーズカバーの下の方にある部品。クラッチスイッチからの信号でON・OFFする機構みたい。

見落としがちな部品。


これは一例です。他にもやりやすい方法・簡単な方法があるかもしれません。

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